- ジプレキサ(オランザピン)は双極性障害のうつ病相に適用がある数少ない薬である。
- リーマス(炭酸リチウム)は躁、うつに効き目があるが、うつに効くというより気分を安定させて再燃を抑止する感じだろうか。難治性うつにも投与される。有効血中濃度と中毒濃度が接近してるので、血中濃度のモニタリングが必要。
- デパケン(バルプロ酸)は躁に効き目がある。
- セロクエル(クエチアピン)は、SSRI と組み合わせた時に双極性障害のうつ病相に効果がある。
- ラミクタールは抗うつ作用がある。躁、うつの病相再燃を抑えるのにも効果がある。リチウムとの併用でも効果がある。
- エビリファイ。
「双極性障害の躁症状に対して早期に改善を示すことが確認された薬剤」
だそう。うつにも適用あり「抗うつ剤との併用に限りうつ病、うつ状態の適応を持つ」
。
なにせ私は長くだらだらとしたうつ病相に苦しんでいる。「これであなたのうつはすっきりしますよ」と白い丸剤を差し出されたら、迷わずそれを飲むだろう。
上に上げた薬剤で試してないのはデパケンである。あまりうつには効かないのかなーというイメージと、抗てんかん薬なので頭がぼーっとしたらいやだな、というのがある。リーマスとの二択という気がするしね。
ジプレキサはイライラ止めに効果が体感できるので、今の 7.5mg/日 をもう少し増やしたいかな。幸い体重増加はなく、禁忌の糖尿病ではないので。
セロクエル。25mg/日 で眠気が来たので×。これを飲んでたら車は運転できない。
ラミクタールは病相にダイレクトに効くのではなくて、抗うつ作用がある。さらに病相再燃抑止の効果か。だから「効いてる」感が薄いのか(50mg の低用量だったから)。でリーマスとの組み合わせもよい、と。今、100 -> 50mg/日 に減らしてるが、戻したいかも。先生と相談しよう(’16/05/27、==>200、さらに300mg まで増薬し著効した)。元々抗てんかん薬だが、頭がぼーっとする感じはしない。 300mg だと思考の抑制を感じる。
エビリファイ。出た当初 3mg/日 飲んでた。パキシルとの併用。多分容量の関係か、効果が体感できなかった。
とにかく活動できなくなる「うつ病相」を何とか片付けたい。
【追記】
肝心な主剤(リーマス)の飲んだ感じを書き忘れました。初診で躁うつと診断されたのに抗うつ剤、精神安定薬のみの処方でしたので、リーマスは後にリクエストして出してもらいました。今は 800mg/日 で、血中濃度は0.6mEq/L くらいです。効き目の手応えは感じられません。副作用で感情鈍麻、振せん(手の震え)があります。震えが来るくらいじゃないと効き目がでないらしいです。人前で字がうまく書けないのは辛いのです。
【追記1】
ラミクタールには脳の活動を抑える働きがあります。ラミクタールは抗うつ効果が強く、再発予防効果も認められます。双極性障害のうつに効果が期待できる薬は少ないので、うつ状態では重宝するお薬です。
50 -> 75 -> 100 -> 200mg と増量して、うそのようにうつ気がなくなりました。200mg にして 10 日ほどですが。ラミクタールは 25mg 未満の低用量で効く人もいるし、私のように維持量で初めて効くという人もいるらしい。
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まだ、もしリーマスを試しておられないなら、ぜひ、リーマスを試してみて下さい。
リーマス”だけ”で、ほぼ普通に働けている人が、そううつ病患者の約半数いるのは、意外と知られていません。
以前は血中濃度を0.8ミリモーラくらいにしか上げなかったのですが、最近は血液検査をしながら、徐々にリーマスの量を上げ、1.1ミリモーラまで上げるのが主流です。
手の震え、感情の鈍麻、音感の変化などの副作用が主なようです。
>三毛ニャンさん
ご指摘ありがとうございます。リーマスの服用感抜けてましたので追記しました。
一番長く飲んでる気分安定薬ですが、効き目が分からない薬です。
>リーマス”だけ”で、ほぼ普通に働けている人が、そううつ病患者の約半数いるのは、意外と知られていません。
服用しながら働いている双極性障害の方が相当数いることは何となくは分かっていました。
そうですか、半分ですか。
リチウム血中濃度は 0.6 ミリモーラ程度で、これだと維持量ですかね。
次回診察で相談してみます。